お祝いメッセージ

    コン・ボーン カンボジア-日本友好学園理事兼カンボジア教育基金代表

への勲章伝達式における隈丸大使祝辞

(2014 年 12 月 11 日)

 

-コン・ボーン カンボジア-日本友好学園理事長兼カンボジア教育基金代表殿

    この度は,日本とカンボジアの友好協力関係促進に長年努めてこられた 貴殿の功績に対する、天皇陛下からの栄えある变勲を、心よりお祝い申し 上げます。

    この機を捉え,ご臨席の皆様にコン・ボーン氏の御功績を簡単にご紹介 させていただきます。

   過酷なクメール・ルージュ時代を生き延びられたコン・ボーン氏は、1981年、家族とともにカンボジアを離れ、難民として日本へ移住されま した。

  1990年、10年ぶりにカンボジアを訪問された同氏は、内戦後間も ない生まれ故郷の惨状、特に荒廃した学校教育の現状にショックを受け、 この状況を改善するため、日本で「カンボジア教育支援基金」を設立、同 代表に就任されました。

  その後コン・ボーン氏は、日本各地の個人・団体の支援者からの支援を まとめ、同基金を通じプレイベン州に小・中学校を計5校建設するなど、 日本からの支援を、カンボジアに届けるという大変重要な役割を担われま した。また、コン・ボーン氏本人も、私財を投じて学校建設のための土地 を購入するなど、無私の心でカンボジアの教育の再建に人生を捧げ、国内 外の支援者や教育関係者などから高い称賛と尊敬を集めていらっしゃい ます。

 

  更に、1999年にカンボジア-日本友好学園を設立したコン・ボーン 氏は、カンボジア国内の中学・高校において初めてとなる日本語教育を実 施されました。同学園で日本語を学習した卒業生は、通訳や日系企業・団 体をはじめあらゆる分野で活躍されており、当地における日本とカンボジ アの草の根レベルでの関係強化に大きく貢献されています。

  更に同氏は、日本で長年暮らした経験から、日本式教育システムを高く

 

  評価し、全日制教育、中高一貫教育、コンピューター教育、道徳教育、奨 学金制度の設置等の措置を採用し、同学園をプレイベン一の有名進学校へ と育て、日本式教育の評判を高めることにも大きく貢献されました。

  そして、祖国の教育の復興に対するコン・ボーン氏の情熱は77歳にな られた現在も全く衰えておらず、週末を利用してはプノンペンの自宅から 遠路はるばるプレイベン州の各学校を訪問し、教師や生徒を指導されてい ます。更に、幅広い人脈を駆使し、日本とカンボジアの相互交流及び相互 理解の一層の促進のため、引き続き精力的に取り組まれておられます。

 

―コン・ボーン様、ご臨席の皆様、

  近年、日本とカンボジアの関係は、従来の政府間交流や、ODAを通じた協力だけでなく、日本企業による投資の著しい増加や、青尐年交流、文化分野での協力など、より全面的な関係へと発展をとげつつあります。

  そのような中、日本とカンボジアの教育分野、青尐年交流分野の関係強 化に偉大な貢献をされたコン・ボーン氏のお考えを引き継ぎ、両国の関係 者がしっかり力を合わせ、友好の気運をさらに盛り上げ、両国の未来のた めに共に取り組んでいくことを心から願います。

  最後に,コン・ボーン氏の日本カンボジア関係に対するこれまでの多大 な貢献に改めて深く感謝申し上げるとともに、改めてこの度の变勲に心よ りの祝意を表したいと思います。

  コン・ボーン様、奥様、ご家族の皆様、またご臨席の皆様のますますの ご多幸とご活躍をお祈り申し上げ,祝辞とさせていただきます。

ありがとうございました。

(了)

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(乾杯の挨拶)

  それでは、今般のコン・ボーン様の栄えある旭日小綬賞の受章をお祝い し、また、コン・ボーン様及び関係者の皆様の御健勝と御多幸、日カンボ ジア両国関係の一層の発展を祈願し、乾杯の音頭を取らせて頂きます。

「乾杯」「チューン・ポー」

(了)